サイトを移動する場合や別の場所(ローカル環境など)へ移植する場合のバックアップ方法です。
データの移行を簡単に行うために便利なプラグインを使用します。
作業に使用したもの
- FTPソフト
- WordPressプラグイン BackWPup
- ツール Search-Replace-DB-master
バックアップの作業に入る前に
キャッシュ系、データベース系、アクセス解析などのプラグインを一応止める(任意)
ログインのURLを変更しているのであれば覚えておく。
プラグインで簡単にバックアップ
WordPressのプラグインBackWPup(Free)でサイト全体のバックアップとデータベース(xxx.spl)ファイルのバックアップをとります。
データベース(xxx.splファイル)は1クリックでバックアップをダウンロードできます。
次にサイト全体のバックアップをダウンロードするための設定に入ります。
お好みのアーカイブ形式を選択し、バックアップファイルの保存方法を選択、今回はフォルダにバックアップにしました。
スケジュール : 手動
DBバックアップ : デフォルトのまま
ファイル : デフォルトのまま
プラグイン : なし
宛先フォルダ : デフォルトのまま(変更するのであれば書き換えます)
今すぐ実行でバックアップを開始。
エラーがでなければOK。
※php5.4で動作、php5.3でエラーを確認。
ダウンロードでサイト全体のバックアップをダウンロードできます。
ダウンロードした圧縮ファイルを解凍し、FTPソフトで移行先にアップロードします。
phpMyAdminでデータベースをインポート
データベース作成に関しては各々レンタルサーバーのマニュアルを参考に作成してください。
phpMyAdminにログインし、データベース(xxx.spl)ファイルをインポートします。エラーが出れば何度か試す。
アップロード容量でNGの場合php.iniのアップロード上限を上げる。
XAMPP(ローカル環境)の場合
XAMPP Control Panel > Explorer > php(フォルダ) > php.ini 内の記述を変更。
post_max_sizeを検索し 上限を100Mに変更。
upload_max_filesizeを検索し 100M に変更。
memory_limitも検索し100Mに変更。
※変更後はXAMPPを再起動
wp-config.php内の情報を書き換える
WordPressのwp-config.php内の↓xxxxxを現情報に書き換える。
define(‘DB_NAME’, ‘xxxxx’);
define(‘DB_USER’, ‘xxxxx’);
define(‘DB_PASSWORD’, ‘xxxxx’);
define(‘DB_HOST’, ‘xxxxx’);
データベース内のURLを現URLに変更
Search-Replace-DB-masterを↓から入手します。
https://interconnectit.com/products/search-and-replace-for-wordpress-databases/
ダウンロードした圧縮ファイルを解凍し、FTPソフトでルートディレクトリにフォルダをアップロードします。
https://xxxxxxxxxxxx/Search-Replace-DB-master/へアクセスすると↓のようなページが表示されます。
- 変更したい元のアドレス、https://xxx/xxx.comをreplaceに入力し、現アドレスのhttps://localhost/test001をwithに入力します。
- 例
replace
xxx/xxx.com
↓
with
localhost/test001
dry run で変更のプレビュー確認ができ、live runで実際に置き換えます。
※サイトアドレス (URL)はWordPress管理画面にログイン後に変更可能。
カスタムフィールド内の変更
カスタムフィールド関連で表示に不都合があれば変更します。
Search-Replace-DB-masterのselect tableでwp1_postmetaを選択し、目的のワードを検索(replace)置き換え(with)
WordPressにログイン
https://xxxxxxxxxxxx/wp-login.phpへログインする。URLを変更しているのであればそちらにアクセス。
ログイン後、設定>一般のサイトアドレス (URL)を変更する。「アドレスの最後に/を追加し更新」
また、データベース > 構造 > wp_options のsiteurlを現URLへ変更してもOK。
テーマファイル(php)とCSS内のURLを変更
サイト全体をチェックし書き換えが必要な箇所(テーマファイル内のphp)を修正。
またCSSで指定した背景画像が表示されないなど、フォルダの階層にズレがあれば修正します。
これで完成ですが、記事内の置換がうまく機能しなかった、または少し変更したい場合はプラグインSearch Regexで修正します。
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